東京都八王子市にある聚林山 興福寺の事例をご紹介します。
興福寺は、1580年(天正8年)、関東十八代官に名を連ねた雨宮勘兵衛氏のご先祖様、雨宮秀徳氏によって開基された今年で441年になるお寺です。
高尾山に近い京王高尾線「狭間駅」から徒歩8分、圏央道「高尾山I.C」より車で15分の閑静な住宅街と緑豊かな山々に囲まれた場所に位置します。横に切ったクスノキを柱にしてあることから「横木の門」と呼ばれる山門をくぐると、荘厳な本堂が出迎えます。境内には、弁財天の祠がある池や、約200年前に植樹されたという枝垂桜があり、季節を楽しめる散策や憩いの場所として近隣住民に親しまれています。
他寺院でのお勤めをしながら保険会社に約20年間勤務、2007年より同寺第24世住職に就任。現役の保護司としても20年以上活動を行っている雨宮範雄住職にお話しをお聞きしました。
永代供養墓・樹木葬導入の背景
お寺を支えてきた檀家制度が長く続くことは困難になると予想していたご住職。お寺にとっても、お墓をお求めになられる方にとっても永代供養墓が必要になる時代が必ず来ると考え、エータイにお声がけをいただきました。
2013年の導入以降、いろんな方が永代供養墓を決められていく姿を見て、檀家さんや地域の方も安心して受け入れてくださるようになったとのお声もいただいております。
ニーズを受け、2021年と2023年に永代供養墓の増設工事を行いました。
墓域の空間を活用した、永代供養墓

・合祀(他の方の遺骨と混合して納骨する)プランと骨壷安置(一定期間個別に安置され、後に合祀される「回忌安置型」)のプラン。
・墓誌設置スペースを多く設計している。

・緑に囲まれ自然の中で眠れる庭園風の明るく開放的な樹木葬。
・4段の段差をつけることで、どの区画でも墓誌が見えお眠りいただく場所が分かりやすい工夫を施している。

・屋外納骨堂タイプのお墓で、骨つぼの状態で個別に納骨されるプラン。
・日当たりがよく、参拝しやすいように墓前に十分なスペースを確保している。

・五輪をモチーフにした従来のお墓に近い、戸建ての永代供養付きのお墓。
・増設区画は既存の通路幅を狭めることなく、横並びに建立した。

聚林山興福寺住職 雨宮範雄さま
「ご縁や繋がりを再認識できるお寺に──興福寺の永代供養墓は、その想いから生まれました。」
時代の変化に応える永代供養墓は、地域コミュニティーの中心となるお寺づくりに欠かせない選択肢です。
エータイは、ご住職の考えやお寺の環境に合わせて、最適なご提案をいたします。
ぜひ一度、ご相談ください。